
価格
1650円(税込)
ページ数
218ページ
発行日
2022年8月8日
ISBN
978-4-86265-973-6
書評・マスコミ掲載
四国新聞で紹介

いのちの話〈季刊文科コレクション〉
各務麗至
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たとえば「瀞」。娘と妻を川で喪っている主人公は、偶然にもその川で溺れかけている少年を助けたが、彼は音信の絶えていた姪の子であったと分かる。―この一冊には、人間・いのち・人生の、脈々と流れている不思議なつながりが凝縮され、濃密な味わいをもって集約されている。
(文芸評論家 勝又 浩)
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『季刊文科』誌への掲載作を中心に「いのち」をテーマに著された集大成となる作品集。
収録作品「ごくらく橋を渡って」「瀞」「桔梗」「いのちの話(「秋桜」「いのちの話」「橋」「百寿の光」の4作品で構成された連作)」
目次
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ごくらく橋を渡って
瀞
桔梗
いのちの話
秋桜
いのちの話
橋
百寿の光
初出一覧
著者略歴
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各務 麗至(かがみ れいじ)
1948年6月24日、香川県観音寺市生まれ。
1966年詭激時代創刊、2002年より第三次詭激時代「戞戞」編集発行。
日本文藝家協会会員。
著書
『ぼろおん』(鳥影社)『論考思繹』句集『風に献ず』(詭激時代社)他、
『観音寺にて』『悲しけれど』季刊文科(鳥影社)など。