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価格
1650円(税込)
ページ数
336ページ
発行日
2022年8月15日
ISBN
978-4-86265-976-7
季刊文科89
目次
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特集 旅×文学
対談・川村湊×佐藤洋二郎
佐川光晴 HAVE PEN, WILL TRAVEL
高橋真名子 文学に彩られた東海道
楊 逸 ラテンの風
加藤宗哉 旅・文学・ハスのタネ―吉行淳之介と須賀敦子の交叉するところ
多岐祐介 旅とみし世
巻頭小特集 森鷗外没後一〇〇年
小堀桂一郎 森鷗外・没後百年の遺恨
宗像和重 回想集のなかの鷗外
山崎一穎 森鷗外に於ける学問の自由の行方
勝又 浩 昇華と救済─『高瀬舟』をめぐって
文科(エッセイ)
今浜通隆 『元亨釈書全訳注』(新典社刊)に取り組んで
齊藤 昇 ワシントン・アーヴィング文学が日本に来た
山本恵一郎 『評伝 小川国夫─至近距離から』について
青木正美 『昭和の古本屋を生きる』からの連想記
内藤敏子 チター、神々の微笑
創作(小説)
藤沢 周 鎌倉幽世八景〈4〉唐糸
大鐘稔彦 医学と文学の間〈8〉一一アウトサイダーの生涯―
松本 徹 乱雲の月―後光厳天皇の時代〈7〉 笙と蹴鞠と『新千載集』
岩下壽之 薔薇と少女
土井荘平 ドッペルゲンガー
波佐間義之 柿
小松原 蘭 明日に架ける橋
後藤克之 あの夏の匂い
連載
清水節治 名作の舞台─記録と記憶③④ 石川啄木『雲は天才である』・島尾敏雄『出発は遂に訪れず』
鈴木ふさ子 海の詩学─三島由紀夫 6 オスカー・ワイルドの囁き(前半) ─聖セバスチャンとアンティノウスをめぐって
坂井 健 学界への窓 16 魯迅『狂人日記』と男三郎事件
柴田 翔 私の朝鮮半島地図(11)漢江の奇跡と光州事件 そしてソウル・オリンピックなどなど(続)
芹沢俊介 「ことば」と「からだ」 29 離れる〈2〉
伊藤氏貴 文藝季評 39 一つの世界との多様な関わり方
佐藤洋二郎 「私小説」を歩く 第二十四回 檀一雄 酒はいいぞぉ。ぜひ飲みなさい。
松本 徹 大倉山から 12 戦後の出発と『盗賊』 ─三島由紀夫考
同人雑誌季評
河中郁男 全ての出来事は無意識で起こっている
谷村順一 傾向と対策
同人雑誌および本誌会員から
松原礼二 文芸同人はいま
雄高敬介 いわゆる「同性婚」について
砦(コラム)
松本 徹
勝又 浩
編集委員
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伊藤氏貴
文芸評論家。明治大学文学部教授。昭和四十三年千葉県生。
著書『美の日本』『同性愛文学の系譜』など。
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勝又浩
文芸評論家。昭和十三年横浜市生。
著書『山椒魚の忍耐─井伏鱒二の文学』『私小説千年史』など。
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佐藤洋二郎
小説家。昭和二十四年福岡県生。
著書『妻籠め』『未練』『佐藤洋二郎小説選集1・2』『Y字橋』など。
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津村節子
小説家。昭和3年福井県生。学習院女子短大卒。日本藝術院会員。
著書『玩具』(芥川賞受賞作)『智恵子飛ぶ』(芸術選奨文部大臣賞)『紅色のあじさい』ほか。
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富岡幸一郎
文芸評論家。関東学院大学教授。昭和三十二年東京生。
著書『戦後文学のアルケオロジー』『内村鑑三』ほか。
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中沢けい
作家。法政大学教授。昭和三十四年神奈川生。
著書『女ともだち』『楽隊のうさぎ』ほか。
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松本徹
作家・文芸評論家。昭和八年札幌市生。
著書『西行 わが心の行方』『三島由紀夫の時代─芸術家11人との交錯』など。
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