価格
1980円(税込)
ページ数
256ページ
発行日
2022年9月1日
ISBN
978-4-86265-979-8
高校生と文学作品を読む
藤本英二
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ことばの本源的な力とは何か? 豊富な実践例から文学教育の意義を明らかにし、最近の国語教育論議に一石を投じる書。
「授業は教材をはさんで生徒たちと教師が交わす対話なのであり、それは教室という場における一度きりのセッションのようなものになる。」
この本をひらいたあなたも、いつの間にか〈対話〉の参加者になっていく。
目次
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第1章 あどがたりとブリコラージュ
第2章 高校生と小説を読む
「伊豆の踊子」から教科書を考える
授業のために村上春樹「バースディ・ガール」を分析する 他
第3章 高校生と詩を読む
黒田三郎「たかが詩人」について 他
第4章 高校生と『サラダ記念日』を読む
第5章 定時制で授業をつくる
授業づくりのためのささやかな工夫
スタジオジブリを教材に
著者略歴
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藤本英二(ふじもと えいじ)
1952年愛媛県松山市に生まれる。
神戸大学文学部卒業後、兵庫県立高校で、国語教師として勤務する。学生時代、自主ゼミ運動にかかわり、その後民間教育研究運動に参加。兵庫文学教育の会、高山智津子・文学と絵本研究所で活動。
著書
『ことばさがしの旅─国語表現の試み』上・下、『現代詩の授業』、『読むこと書くこと 大人への回路』、『聞かしてぇ〜な仕事の話 聞き書きの可能性』、『読みきかせに始まる 絵本から『サラダ日記』まで』、『児童文学の境界へ 梨木香歩の世界』、『物語のかなた 上橋菜穂子の世界』、『人気のひみつ、魅力のありか 21世紀こども文学論』などがある。