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価格
1650円(税込)
ページ数
312ページ
発行日
2022年11月15日
ISBN
978-4-86265-990-3
季刊文科90 令和4年 冬季号
目次
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90号記念特集 令和の文学 その現在と未来
巻頭座談会 田中和生×阿部公彦×富岡幸一郎×伊藤氏貴
吉村萬壱 戦時としての日常
横尾和博 文学の涯
中上 紀 令和の大海原で
前田速夫 場所は記憶する
中島たい子 オチオチしていられない
村上政彦 アジアの物語作家として
石原千秋 令和文学年表は可能か
松本 徹 自己肥大を砕け
特別企画 李良枝 没後30年
川村湊 ヤンジャー ディロカニ?
文科(エッセイ)
森山 恵 戻し訳『源氏物語 A・ウェイリー版』の世界
阪口弘之 奥浄瑠璃の英雄
窪島誠一郎 『流木記』のこと─「書く」という糾罪について
執行草舟 失われた聖性
村瀬 亨 カミュ『ペスト』─記憶することの大切さ─
創作(小説)
藤沢 周 鎌倉幽世八景〈5〉 飢渇畠
大鐘稔彦 医学と文学の間〈9〉 —一アウトサイダーの生涯―
松本 徹 乱雲の月―後光厳天皇の時代 南北朝は成立しなかつた
植木 智 街の記憶
杉 崇志 座頭転がし
寺本親平 アサギマダラ
中村徳昭 大蒜オーバーステイ
浅田厚美 メリーゴーランド
連載
清水節治 名作の舞台─記録と記憶⑤⑥ 尾崎一雄「虫のいろいろ」・太宰治『斜陽』
鈴木ふさ子 海の詩学─三島由紀夫 7 オスカー・ワイルドの囁き(後半) ─『サロメ』をめぐって
勝原晴希 学界への窓 17 佐藤泰志の位置 ―中澤雄大著『狂伝 佐藤泰志 無垢と修羅』刊行に寄せて
柴田 翔 私の朝鮮半島地図⑿ 最終回 仕合せな若者たちと美しい骨董の町
芹沢俊介 「ことば」と「からだ」 30 離れる〈3〉
中沢けい 中上健次と韓国 2 キンジニヤニヤ—『紀州 木の国・根の国物語』を読む①
伊藤氏貴 文藝季評 40 まっとうな?人生
佐藤洋二郎 「私小説」を歩く 第二十五回 秋山 駿 おめぇ、おれにはおれの生きるスタイルがあるんだよ。
松本 徹 大倉山から 13 裏返しの自殺—戯曲と『仮面の告白』
勝又 浩 道元─「正法眼蔵」の宇宙と人間(四) 山水の道(続)
同人雑誌季評
河中郁男 流れの外に出ること
谷村順一 依存と桎梏
砦(コラム)
勝又 浩
編集委員
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伊藤氏貴
文芸評論家。明治大学文学部教授。昭和四十三年千葉県生。
著書『美の日本』『同性愛文学の系譜』など。
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勝又浩
文芸評論家。昭和十三年横浜市生。
著書『山椒魚の忍耐─井伏鱒二の文学』『私小説千年史』など。
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佐藤洋二郎
小説家。昭和二十四年福岡県生。
著書『妻籠め』『未練』『佐藤洋二郎小説選集1・2』『Y字橋』など。
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津村節子
小説家。昭和3年福井県生。学習院女子短大卒。日本藝術院会員。
著書『玩具』(芥川賞受賞作)『智恵子飛ぶ』(芸術選奨文部大臣賞)『紅色のあじさい』ほか。
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富岡幸一郎
文芸評論家。関東学院大学教授。昭和三十二年東京生。
著書『戦後文学のアルケオロジー』『内村鑑三』ほか。
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中沢けい
作家。法政大学教授。昭和三十四年神奈川生。
著書『女ともだち』『楽隊のうさぎ』ほか。
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松本徹
作家・文芸評論家。昭和八年札幌市生。
著書『西行 わが心の行方』『三島由紀夫の時代─芸術家11人との交錯』など。
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