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犬とブルース Sentimental Blues Boy
大木 トオル 著
小梶 勝男 編集
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アメリカ合衆国に唯ひとり戦いを挑んだ魂の物語
伝説のミスターイエローブルース 大木トオル
読売新聞『時代の証言者』にて好評連載の自叙伝、待望の書籍化。
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捨て犬・捨て猫”殺処分ゼロ”の実現に向け動物愛護法の改正に尽力するセラピードッグのパイオニア。もう一つの戦い。
「命あるものは幸せになる権利がある」(大木トオル)
目次
- SIDE A 「時代の証言者」 犬とブルース
1 プロローグ 病治す犬 心の支え
2 犬とブルース
3 十二歳、突然の一家離散
〈SWEET SOUL MUSIC〉
4 「魔」の音楽にとりつかれて
5 結核病棟、人間のるつぼ
6 療養中こっそり曲作り
〈EVERYNIGHT WOMAN〉
7 黒人大家族と米国暮らし
8 最初のギャラは五ドル
〈Midnight Train〉
9 黒人メンバーと町から町へ
10 憧れの歌手 祖父そっくり
11 米国慰問から「凱旋」公演へ
12 ギタリストの死 幻の共演
13「ビッグボス」と一発勝負
14 聖地ミシシッピで熱唱
15 耳で覚えた黒人英語
16 ベン・Eと魂のデュオ
17 薄れゆく米音楽の原点
18 我がふるさと人形町
19 セラピードッグ
20 殺処分寸前の救出
21 すべて救えない無力感
22 「引き取りにきます」紙何枚も
23 雑種の根性
24 アイコンタクト
25 「手伝いたい」増えた仲間
26 触れ合い 笑顔と会話戻る
27 チロリの死
〈EYE CONTACT ~名犬チロリに捧ぐ~〉
28 仮設でスタンド・バイ・ミー
29 放射線防護服で救出活動
30 エピローグ 「すべての命救う」最後まで
SIDE B センチメンタル・ブルース・ボーイ
1 ショービジネス
2 病との戦い
3 プロデューサー
4 差別との戦い
5 犬たちへの思い
6 提 言
〈KEEP ON RUNNING〉
あとがき(讀賣新聞文化部編集委員 小梶勝男)
あとがき・ブルース・メッセージ(大木トオル)
著者略歴
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大木トオル
音楽家、一般財団法人国際セラピードッグ協会創始者、一般社団法人 大木動物愛護協会創始者、弘前学院大学客員教授、社会福祉学者(日米)
東京・日本橋人形町生まれ。1976年渡米。全米音楽界で唯一、東洋人ブルースシンガーとして全米ツアーを成功させるなど、人種の壁を乗り越えて世界的に活躍する。ゼネラルプロデューサーとしても多くのビッグアーティストを育て、日米のブラックミュージックの架け橋として長く活躍、「ミスターイエローブルース」と称賛される。一方、動物愛護家として日米の友好・親善に尽くし、殺処分寸前の捨て犬たちを救助しセラピードッグへ育成。そしてセラピードッグ育成のパイオニア及び訓練カリキュラムの考案者として高齢者施設、障がい者施設、病院、教育の現場などで活動し社会福祉に尽力。また捨て犬、捨て猫の殺処分廃止の実現のため、動物愛護法の改正に多大な貢献をする。長年の動物愛護活動、社会福祉貢献に対して数多くの賞を授与される。
編集者略歴
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小梶 勝男
読売新聞東京本社文化部編集委員
1963年、京都市出身。87年、読売新聞東京本社に入社。地方部、電波報道部、社会部を経て文化部。2019年から文化部編集委員。文化部では主に日曜版、映画を担当。
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