HOME>増補版 なんとかせい! 一事入魂 島岡御大の10の遺言
価格
1980円(税込)ページ数
416ページ発行日
2023年1月26日ISBN
978-4-86265-998-9書評・マスコミ掲載
長野日報で紹介
増補版 なんとかせい! 一事入魂 島岡御大の10の遺言
丸山清光
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元明治大学野球部監督・島岡吉郎が遺した10の銘言
御大の下で主将・エースとして東京六大学野球の春秋連覇、神宮大会優勝を果たした著者が語る、その人物像と秘話。
没後34年を経ても語り継がれる「人間力」を育んだその魂の言葉の数々は、野球界にとどまらず、現代社会に生き続けている。
- “一球入魂から「一事入魂」へ” 一事が大事でも小事でも、魂を込めて事にあたれ。 どんなことも気持ちを込めてあたれば相手に通ずる。
- 「御大の監督時代の選手・マネージャー」の名簿などの新資料、新たな写真、最新情報などを収録した待望の増補版。
目次
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はじめに
其の一「ここは野球部の合宿所ではない。人間修養場だ」
▽魂を込めて造ったグラウンドで、まず人間を鍛えたい
▽人間修養場「島岡野球劇場」
▽徹底した島岡式施設管理
人づくりは環境から
なぜ、監督を目指したか
人間修養の場「明和寮」
吉郎語録の産みの場所
食事も風呂も島岡精神
其の二「野球の前にまず、人間の修養を積め」「人間力を磨け」「不得手に挑戦」
▽野球を通じて人間力を養うことは島岡野球の原点
▽自分の欠点を探し挑戦させた
人間力は島岡野球の原点
大学案内に「人間力」が溢れる
人間力の産みの親?
素直さは人間力を磨く第一歩
不得手に挑戦
其の三「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
▽謙虚さと感謝はしてもし過ぎることはない
▽選手の奢りを戒めた
▽成功の裏には必ず下支えがある
感謝と謙虚
恩師への感謝・その1 木村頌一先生
恩師への感謝・その2 武田孟先生
三度の甲子園
勝利へ「私」は許さない
部屋割りにも配慮
其の四「島岡式勝利の方程式は、(技術×練習)×元気+その日の調子」
▽技術と練習と元気(精神力)の相乗効果
▽身体で覚える練習は島岡野球の真髄
▽「その日の調子」は御大の優しさ
外部コーチで技術をカバー
島岡式トスバッティング
3名の外部コーチ
身体で覚える練習
霜解けに挑戦
1000球ピッチング
アンパンミット
ルイジアナ遠征
アメリカと日本の野球環境
同時スタート
牽制球も投げ込み
技術と練習に元気を掛ける
野球日誌とラグビー早明戦
御大と忠さん
緊張と上がりは違う
四球と失策は勝利の方程式を壊す
リーグ戦は戦場?
その日の調子とコンディションづくり
投手に投手を代打
御大のアンパイアと六大学の審判
身体のケアと山登り
其の五「同じレベルだったら下級生を使う」
▽島岡式選手制度は厳しさと優しさが同居
島岡式選手制度とは
選手の進言に柔軟
人事異動でも生きる
其の六「明大野球部の存在意義は早慶を倒すことにある」
▽常に六大学野球全体を考えていた
▽打倒早慶はライフワーク
打倒早慶の執念と初優勝
優勝が最大使命と下支え
早慶から始まった六大学野球
野球殿堂入り
明慶戦でなく慶明戦
其の七 「打倒江川! 江川の高めの球を捨てろ」
▽御大が檄で発した唯一の個人選手
▽「高校生に敗れた」から始まった江川対策
▽用意周到な対策はマーケティングの域
高校生に敗れた
打倒江川へハワイ遠征
江川の高めの球を捨てろ
「見逃し」も打撃練習
決戦は?
「怪物」江川
其の八 「グラウンドの神様に謝れ」
▽グラウンドに神様が宿る?
▽勝つためには縁起担ぎも徹底
グラウンドに神様が宿る?
石灰ボールとローソク
命がけで造ったグラウンド
学費値上げ闘争がグラウンドへ
縁起担ぎ•その1 背番号
縁起担ぎ•その2 ユニフォーム
縁起担ぎ•その3 猪マーク
縁起担ぎ•その4 明治稲荷
縁起担ぎ•その5 仏滅と対東大連敗
あわや没収試合
応援団と御大
御大の執念の集大成
縁起担ぎ•その6 鼻血
日米大学野球と御大の黄金時代
縁起担ぎ•その7 メモ用紙と鉛筆
フラッシュサイン
東大との縁
其の九「旧来の陋習を破れ」「悪貨は良貨を駆逐する」
▽監督就任時の方針を終生貫く
▽組織の荒廃の結末をわかっていた
旧来の陋習を破れ
悪貨は良貨を駆逐する
「習慣」に行き着く
其の十「社会に出たら労働基準法などないと思え、ひたすら働け」 「初月給でいい酒を買え」
▽いい酒で一日をふり返れ
▽高校野球を想う
働き方改革、隔世の感
社会人野球と御大の「就職活動」
香田誉士史監督のこと
初月給でいい酒を買え
高校野球を想う
金属から木製へ
番外編 一球入魂から「一事入魂」へ
▽社会に出てもなお生き続ける銘言
▽大事も小事も魂を込めて事にあたれ
▽政治家より監督、御大の遺言
一事入魂と「スロー、アンド、シュア」
新聞も「なんとかせい!」
御大と政治と「なんとかせい!」
「ぽっぽや」と北の鉄路と北海道
御大に捧ぐ
御大の監督時代の選手・マネージャー
御大の生涯と世相
参考文献・資料
ご協力をいただいた皆さま
著者略歴
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丸山清光(龍光)(まるやま・きよみつ)
1953(昭和28)年、長野県生まれ。1972(昭和47)年、上田高校卒業後、明治大学商学部入学、在学中は硬式野球部に所属、島岡吉郎監督の下で東京六大学野球リーグ優勝3回。主将、エースとして活躍した1975(昭和50)年は、江川卓を擁する法政を抑えて春秋連覇。投手として20勝7敗。卒業後は朝日新聞社入社、販売局勤務を経て、関連企業の朝日トップス、朝日サービス社長を歴任。現在は合同会社北海道信州グッドラボ代表、松戸市在住。
座右の銘は「情熱に勝るものはなし、日々鍛練」。
著書『なんとかせい! 島岡御大の置き手紙』(文藝春秋企画出版部)
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