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ISBN 978-4-86265-055-9
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ラデツキー行進曲
ヨーゼフ・ロート 著 平田 達治 訳 |
ロート最大の、そして最高の作品
ハプスブルク帝国の辿った崩壊の過程と、主人公トロッタ家三代の栄光と没落とを情愛豊かに、哀惜の念を込めて描く。 |
目次 第一部 第二部 弟三部 資料・ロートによる『ラデツキー行進曲』についてのまえがき
ヨーゼフ・ロートという作家
あとがきに代えて――『ラデツキー行進曲』について |
畢生の傑作
諸民族は消え去り、諸帝国も吹き消されて行きます(これら消え去り行く諸民族、諸帝国から歴史は成り立っているのです)。消え去り、吹き消されて行くものから記憶に値するものを、そして同時に人間的―特徴的なものをしっかり記録に留めることこそが、作家たる者の義務なのです。作家は、盲目的且つ軽率に見える歴史が見捨てる個人的な諸々の運命を一つ一つ拾い上げるという、崇高にして謙虚な使命を担っているのです。(本書に寄せたロートの言葉) |
<訳者紹介>
平田達治(ひらた・たつじ)
1934年生まれ。大阪大学名誉教授。
- 著書
- 『ウィーンのカフェ』(大修館書店)
- 『輪舞の都ウィーン』(人文書院)
- 『中欧・墓標をめぐる旅』(集英社新書)ほか。
- 訳書
- 『ヨーゼフ・ロート小説集・全4巻』(共訳、鳥影社)
- ロート『放浪のユダヤ人』(法政大学出版局)
- ロート『果てしない逃走』(岩波文庫)
- H・ハウマン『東方ユダヤ人の歴史』(共訳、鳥影社)
- J・シュレーア『大都会の夜』(共訳、鳥影社)
- K・クライマイヤー『ウーファ物語』(共訳、鳥影社)ほか。
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