価格
6270円(税込)
ページ数
434ページ(第1巻)
505ページ(第2巻)
発行日
2014年2月10日
ISBN
978-4-86265-428-1
斎藤将著作集 〈全2巻〉
斎藤将
- 産業界、政界、学会及び教育界など各界の基本理念となるべき画期的な新社会法理の偉業。日本の再生のために不可欠な著作集である。教育訓練法の第一人者斎藤将先生の生涯をかけた研究と実績の歩みが、ここに結実している。
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労働者や学生の適性を伸ばし権利義務を守る新学説の提唱。
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本書では、国民の権利義務から働く者の能力開発、さらには平和的生存権にいたる広範囲の問題が論じられている。とりわけ教育を受ける者・授ける者、雇用される者・雇用する者に必携の書となるだろう。多くの読者にお勧めしたい論考集。
第1巻 目次
- まえがき
Ⅰ 人権視角から平和的生存権を考える
Ⅱ 平和的生存権の体系化
Ⅲ 学生の権利義務
Ⅳ 教育を受ける権利
Ⅴ 大学と学生の法的関係
Ⅵ 争議権論の再考
Ⅶ 社会法
Ⅷ 労働者の生涯教育訓練
Ⅸ 職業訓練政策の展望と立法論上の課題
Ⅹ 第三次職業訓練基本計画にみられる生涯職業訓練構想
? 生涯職業訓練への視点
? 「労働者の職業訓練」と生涯教育
第2巻 目次
- すいせんのことば 沼田稲次郎先生
Ⅰ 「職業能力開発法制」考
Ⅱ 職業能力開発法体系
Ⅲ 職業訓練の新たな位置づけをめぐって
付 録
付録1 公務員労働における労働基本権の権利主体
付録2 団体交渉の形態
付録3 施設利用・就業時間中の組合活動
付録4 団体交渉の当事者・対象事項
付録5 社会保障
あとがき
著者略歴
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斎藤 将(さいとう すすむ)
1927(昭和2)年2月5日京都に生まれる。
1953年同志社大学法学部卒業。
福岡工業大学元教授。
現九大社会法研究会員(1964年以降)。
日本労働法学会・日本労務学会・日本法社会学会、所属。
主要著書・論文
『職業能力開発法体系』(酒井書店 1993年)
『職業教育訓練法制の研究』(法律文化社 1986年)
「職業訓練政策の展望と立法論上の課題」(日本労働法学会編『現代 労働法講座13 雇用保障』所収)(総合労働研究所 1984年)
『労働者の生涯教育訓練』(法律文化社 1981年)
「教育を受ける権利」(『現代法学講義』所収)(法律文化社 1974年)
「争議権論の再考」(福岡工業大学研究論集 3号)(1971年)
『学生の権利義務』(第一法規 1970年)
『大学と学生の法律関係』(法律文化社 1977年)
『新版労働法講義』(共著)(法律文化社 1979年)
「社会保障」(『教養法学』所収)(法律文化社 1976年)