価格
1760円(税込)
ページ数
400ページ
発行日
2014年2月28日
ISBN
978-4-86265-429-8
月台(Urashima no Monogatari)
桑原 徹
- 変幻自在に進化しつづける
竜宮城の物語
あの世とこの世のプラットホーム
「月台」で乙姫はよみがえるのか?
-
しかし「月台」に竜宮城の物語が生じるにせよ生じないにせよ、どちらにしてもこちらの世界の限界はすでにとうに超えてしまっているのだ。(本文より)
目次
- 序の章そして結びの章
Ⅰ部
浦島太郎と亀吉
竜宮城の姉と弟
彼の遍歴 夜明け
彼の遍歴 夏の長い魚、極楽へ
乙姫の砂と亀屋のクラス会
彼の遍歴 黄昏
(インターミッション)
彼の遍歴 大正七年八月八日
新島の太郎、閉じた円
乙のからだ
効かない乙姫の砂
Ⅱ部
塩売り男と匂売り女
月台上の彼 KAMIKAKUSHI
月台上の彼 灰色泥海
月台上の彼 乙子
塩売り男の無と匂売り女の空
Monogatariの外に出たウミ
著者略歴
-
桑原 徹
主な著書に
『周の庭』
『御神体』
『南南西の風、風力5、僕は』
『グレゴリー・グレゴリー』
『夜、麦畑を虎が最後に渡る』
『納屋の千年この日クジラ祭』
『ない夏の本』
『魔法と三回名付けることによって』
『二頭でいる白いライオン』
などがある。