価格
1540円(税込)
ページ数
201ページ
発行日
2013年12月15日
ISBN
978-4-86265-434-2
春一番に 妻へのレクイエム
井上秀樹
- 思いもかけない突然の妻の死は受け入れられるのか。若き日の妻との出逢い、家族の誕生、そして生まれ育った家のこと、自分の生涯へと想いは深められる。
- それから二日後、君は息を引き取った。入院から僅か二ヶ月と八日間だった。
2010年2月26日、陽春がすぐそこにあった。自宅の裏に、君が植えた梅の花が咲き誇っていたが、遂に見に帰ることもできず、春一番に誘われるように、君は西の彼方へ逝ってしまった。
少し頬笑みを浮かべた、若々しく静かな顔で、君は去っていった。(本書より)
目次
-
井上秀樹道兄の人生に想いを寄せて 三木英一
プロローグ 春一番に
第一章 君のいない日々
第二章 心鎮めて
第三章 自然に抱かれて
エピローグ 子どもたちに
あとがき
著者略歴
-
井上秀樹(いのうえ・ひでき)
1943年5月、兵庫県神崎郡栗賀村で生れる。
1966年、関西大学商学部卒業。但陽信用金庫に就職。
2001年神埼町(現・神河町)の代表監査委員に就任。