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続・未完のアルバム
米長 保
- 〔母の花〕
思いをこめたタチカンの
枯れるこの年なに思えとか
老いの日常・家族・旅・四季さらに大震災・原発事故を詠む。一貫して現代社会を見据える鋭い視線がある。 - 喜寿記念・現代語短歌集
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現在の生活うたう
歌ならば
なんで昔の言葉をまねる
目次
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序 発刊をお祝いして 敷田千枝子
『生活ロマン』逝く
雪が降る しかし 化石館 鎌倉の花火
琵琶湖湖畔に 釈迦堂に 箱根千石原 大野外央大兄
義兄の葬儀 那須塩原 時として 瀬波温泉
ふる里は 下丸子五○年 鵜の木町 秋の山路に
追憶 晩秋 小鳥たち 春の日々
廃校 姪の死 奥様 夏祭り
座骨神経痛 加賀の旅 秋から冬へ タチカン赤く
古希となる
古希の春 三春町 孫・次女の里彩 先達の歌
初夏 バスの旅千七百キロ 厳美渓
男鹿半島へ 志津川湾へ 猊美渓 猛暑の日
真夏の異変 晩夏 われらの道 大みそか
宇宙からの映像 通学の見守り 春は来て 鼻炎症─3
移ろい
またの春 六月 湿疹 夏
大野外央氏葬儀 彼岸花 ゴキブリ 今治マーチ
矢切りの渡 高齢兄弟 年末年始 早春
脚の痛み 唐津の旅 妹よ 夏から秋へ
奥多摩に
大震災と原発の事故
帰郷 早春から 腰?の痛み 春から夏へ
なれあい 物価指数の お風呂の賛歌 梅雨入り
夜半の蚊 八月十五日 北の旅 耳鳴り
急冷の秋 渓流の秋 幼児の死 また痛み
初冬から 妹よ─2 キツネの日 蒲田に
ぶっこわせ 那珂湊の被災 ノラネコの弁 鼻炎症─4
残念 妹よ─3 初詣 お寺さん
撃退法 姉妹の死
タチカン枯れる
沈む日に 田舎育ち 花 五月から六月へ
ニュースの目 向井氏を偲ぶに 写真 後期とか
七月尽 立秋 佐渡の旅 建設中止現地に
富山旅行 衆議院選挙に なまけ者 枯れた立寒
老夫 発送の手伝い 現代電車 春の変
東北の旅 被災地 存在は 蔵王へ行く
記念日 秋の兆しに 石を磨く 収集
青春回想 妹よ─4
あとがき
著者略歴
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米長 保(よねなが たもつ)
1937年1月、山梨県南巨摩郡増穂村(当時)青柳生まれ
1963年3月、文芸同人誌「塩分」に参加
1991年6月、現代詩短歌サークル「現短歌」創設
著書
詩歌集「未完のアルバム」(1985年、私家版)
歌集「未完のアルバム?2」(1996年)、「未完のアルバム」(2004年)
評論「歌のあれこれ?1」(2002年)、「新鋭・秩父事件」(2002年)
散文集「あまんどの粒」(2003年)
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