価格
1540円(税込)
ページ数
267ページ
発行日
2014年11月7日
ISBN
978-4-86265-482-3
天平の織姫
髙安 美世野
- 万葉集の中には、歌物語的な要素を持つ歌群がいくつもあります。
遣新羅使の妻?幻想?
天平の織姫
君が行く道 焼きほろぼさむ
-
今、広々とした芝生の公園のような平城宮跡に立つと、昔、采女や女嬬が赤・黄・緑の裳裾をひるがえし、宮仕えをしていたであろう姿が、眼前に幻影となって現れてくるのです。当時の大和政庁に勤めていた、女官や官人の日常生活の哀歓を、私なりに史実を忠実にたどりながら、想像を展げて小説にしました。
目次
- 遣新羅使の妻?幻想?
天平の織姫
君が行く道 焼きほろぼさむ
天智?垣武の皇位継承系図
あとがき
著者略歴
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髙安 美世野(たかやす みよの)
昭和3年東京生まれ
共立女子専門学校(現 共立女子大)卒業
東京芸術大学 美術史科(戦後の事情により中退)
奈良教育大学 図書館勤務
東京国立近代美術館 勤務
文芸活動
同人誌に、詩・小説・随筆など執筆