価格
1430円(税込)
ページ数
184ページ
発行日
2015年1月27日
ISBN
978-4-86265-493-9
栄華の果て
小諸悦夫
-
戦後の一時期、ある田舎町の娯楽を一手にひきうけた映画館の盛衰を描いた表題作他、さまざまな生き方を通して老後をむかえた人生を考える、全四編の作品集。
-
映画の時代が過ぎて
-
「時勢ってもんがある。そろそろ引きどきじゃねえかや」と、今朝吉の声がしたように思われた。(本文より)
著者略歴
-
小諸悦夫(こもろ えつお)
1932年東京都生まれ。法政大学第二文学部英文科卒業。
出版社で主に少年雑誌、少女雑誌の編集に従事。
著書に
『フレッド教授メモリー』(早稲田出版)
『ミミの遁走』
『落日の残像』
『民宿かじか荘物語』
『酒場の天使』
『ピアノと深夜放送』
『遙かなる昭和』
(以上 鳥影社)がある。