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小説 木戸孝允 上巻
—愛と憂国の生涯—
中尾實信
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西郷・大久保(維新の大樹)が躊躇した文明開化と
源頼朝以来の封建制打破を成就し、
四民平等の近代国家を目指した木戸孝允の愛と憂国の生涯を描く大作(上巻)、
「黒船来航」「禁門の変」から「廃藩置県」まで
- 明治維新150年記念出版
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医師として維新三傑に興味を覚えたのは、三人三様の個性であり、人間としての生き方あるいは人生観でもあります。さらにいえば、彼らの運命と日本の歴史を変えた病気についてでもありました。『生老病死』はこの世に命あるものに必定の宿命でもありますが、維新三傑は三様の死を壮年期に迎え、自らの「老い」については深く体験することなく旅立ったわけです。西郷は自裁、大久保は暗殺と、いずれも日本刀の白刃により絶命します。(おわりにより)
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文化放送「鎌田實×村上信夫 日曜はがんばらない」で紹介
目次
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第一章 春 燈
第二章 曙 光
第三章 群 像
第四章 回 天
第五章 維 新
第六章 遷 都
第七章 謀 略
第八章 廃 藩
著者略歴
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中尾實信(なかお よしのぶ)
1940年福岡県生まれ、医師、小倉高校・九州大学医学部卒。
京都大学医学部第一内科医員の後、アメリカにて研究生活。
神戸大学医学部第三内科助教授、藍野学院短期大学教授、
近江温泉病院副院長・同顧問などを経て、現在は京都回生病院非常勤。
日本ペンクラブ会員。
専門は内科学、老年病学、血液腫瘍学
著書
『静かなる崩壊』(かまくら春秋社)
『花釉』
『青春 遠い雪の夜の歌』
『いのちの螺旋』
『小堀遠州』
『晩節の宝石箱』(以上鳥影社)
『小説森鷗外 ヴェネチアの白い鳩』(カドカワ)
編著
『内科診断学』(医学書院)
共著
『臨床内分泌学』『臨床代謝学』(朝倉書店)
『新版日本血液学全書第8巻』(丸善)
『免疫実験操作法』(南江堂)
『図説老年病学』(同朋舎出版)など多数。
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