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価格
6600円(税込)
ページ数
554ページ
発行日
2022年3月30日
ISBN
978-4-86265-952-1
ヘーゲルのイエナ時代 完結編 —『精神の現象学』の誕生—
松村健吾
- 『精神の現象学』の誕生を、初版に見られる8ヶ所の無意味な一行の空白を手がかりに読み解く。設計の変更による歪みを矯正する足場を再現し、建築現場に迫る。
- 1807年、『精神の現象学』は出版された。この書によってヘーゲル哲学が樹立され、世に知られるようになり、今なお多くの読者の関心を集め続けているのである。(「はじめに」より)
- 本書の前作『ヘーゲルのイエナ時代 理論編』も好評発売中
目次
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はじめに
序章 『意識の経験の学』の「緒論」Einleitung
第一章 感覚的確信
第二章 知覚
第三章 悟性
補論1 絶対的概念について
第四章 自己意識
序文
A.自己意識の自立性と非自立性 ; 支配と隷属
B.自己意識の自由 ; ストア主義、懐疑主義、そして不幸な意識
第五章 理性
序文
補論2 「純粋意識」について
A.観察する理性
B.理性的自己意識の自己自身による実現
C.即且対自的に実在的であると自覚した個体性
第六章 精神
A.真実の精神、人倫
B.自己疎外した精神; 教養
C.自己自身を確信した精神 道徳性
第七章 宗教
A.自然宗教
B.芸術宗教
C.啓示宗教
第八章 絶対知
第九章 『精神の現象学』の「序論」Vorrede
補論3 絶対的否定性について
あとがき
索引
著者略歴
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松村 健吾(まつむら けんご)
1947年、愛媛県の弓削島に生まれ、同地の小中学校、今治西高、埼玉大学を経て、
東京都立大学大学院博士課程単位取得退学 博士(社会学、一橋大学)
大東文化大学名誉教授
著書・論文
『初期ヘーゲル論考』(博士論文、2005年)
『革命と宗教―初期ヘーゲル論考―』(近代文芸社、2007年)
『倫理のディアレクティーク』(文化書房博文社、1993,1997,2006年)
『日常哲学派宣言』(文化書房博文社、1997,1999年)
『ヘーゲルのイエナ時代 生活編』(文化書房博文社、2012年)
『ヘーゲルのイエナ時代 理論編』(鳥影社、2019年)
その他
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