文藝・学術出版鳥影社

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小説
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十六歳のエチュード 真夏   十六歳のエチュード 真夏

柳谷郁子

十六歳の真夏、信州諏訪湖畔に育った少女は根木明人に出逢った……。
秘めた片思いのうちふるえる情熱を、これほど初々しく繊細に見事に語りつくした小説があっただろうか。

朝日新聞書評で紹介

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著者略歴
1320円(税込)
柳谷郁子(やなぎたに いくこ)
長野県岡谷市出身。早稲田大学卒。
文芸同人誌『播火』編集長。
第14回大阪女性文芸賞、第3回小諸藤村文学賞受賞ほか。
著書:『月桂』(読売新聞社)、『夏子の系譜』(三月書房)、『風の紋章』(鬼灯書籍)、『花ぎらい』(鬼灯書籍)、『諏訪育ち』(三月書房)、『望郷─姫路広畑俘虜収容所通譯日記』(鳥影社)ほか、多数。
絵本:『官兵衛さんの大きな夢』(絵・本山一城。神戸新聞総合出版センター)
童謡作詞:『いのちってなあに』(作曲・竹内邦光)ほか。
姫路市在住。
発刊日
2012年11月15日
ISBN
978-4-86265-379-6
ローベルト・ヴァルザー作品集4   ローベルト・ヴァルザー作品集4
散文小品集Ⅰ

新本史斉/F・ヒンターエーダー=エムデ 訳

中編『散歩』をふくむ散文小品集は、ヴァルザーの魅力をあますことなくたたえる深くて澄んだ湖だ。明敏な眼から生まれる文章は、何気なく見えて不気味でもある。

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著者略歴
2860円(税込)
ローベルト・ヴァルザー(Robert Walser)
1878-1956年。ドイツ語圏スイスの散文作家。長編小説の他、多数の散文小品・詩・戯曲を発表。1933年以降は精神療養施設で過ごし、1956年のクリスマスの朝、散歩中に心臓発作で死亡。同時代において、カフカ、ベンヤミン、ムージル、ヘッセに愛読されたその作品は、現代では、W・G・ゼーバルト、E・イェリネク、S・ソンタグ、J・M・クッツェー、E・ビラ=マタス、G・アガンベンらの作家、思想家に愛読されている。
発刊日
2012年10月25日
ISBN
978-4-86265-375-8
   
千年の夢   千年の夢
鎌倉・室町篇

青木典子

─碧き地球の上で煌めく炎とともに─
岐阜県郡上市に790年も囲炉裏の炎を消さないで守り続けている家がある。炎のメッセージに込められた意味とは? いにしえ人の息遣いが時空を超えて伝わる歴史物語〈第一・二話〉。

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
1650円(税込)
青木典子(あおき のりこ)
岐阜県岐阜市生まれ。
岐阜大学教育学部社会学科で哲学を専攻。
卒業後、土岐市に小学校教諭として赴任する。
平成8年、郡上市(当時は郡上郡)へ夫とともに転勤。
現在は土岐市内の小学校に勤務。
発刊日
2012年9月29日
ISBN
978-4-86265-371-0
黒潮の唄   黒潮の唄

大篭靖雄

16世紀、鉄を求めて美濃からはるばる種子島へ渡った刀鍛冶がいた……。
彼は後に日本初の火縄銃製作者となる。

価格
1980円(税込)
発刊日
2012年8月28日
ISBN
978-4-86265-370-3
どぶろく天井   <季刊文科コレクション>
どぶろく天井

丸山修身

主人公が囁きながらどぶろくを造るのは、それが密造だからではない。酒は生きている。だから、語りかけるように丹精する。作者も同じ愛情を作品に注いでいる。だからここには本当に生きた人間たちがいる。(文芸評論家・伊藤氏貴)

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著者略歴
1650円(税込)
丸山修身(まるやま おさみ)
1947年、長野県飯山市に生まれる。
慶応義塾大学文学部仏文科卒業。
岩波映画製作所入社、企画演出部所属。
退社後、塾教師、家庭教師をつとめる。
著書『ひとり山旅の記』岳(ヌプリ)書房。
1999年より劇団「シェイクスピア・カンパニー」で脚本の共同構想を担当。
第19回コスモス文学賞随筆部門受賞 2000年5月。
第23回コスモス文学賞短編小説部門受賞「廃村にて」2004年5月。
2009年12月より『文芸復興』同人。
発刊日
2012年8月22日
ISBN
978-4-86265-368-0
皇女タラカーノワ   皇女タラカーノワ

原 求作

悲劇の皇女か、稀代のペテン師か?
フランヴィツキーの名画に誘われて辿る18世紀ロシア歴史ドラマの旅。

図書新聞で紹介

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
2420円(税込)
原 求作(はら きゅうさく)
鎌倉市生まれ。
東京外国語大学修士課程終了。上智大学教授。
著書:『プーシキンの決闘』(水声社)
   『大帝の椅子』(講談社)
   『セルギイ・ラドネシスキイ年代記』(水声社)他
発刊日
2012年8月17日
ISBN
978-4-86265-367-3
ファールスの薔薇   ファールスの薔薇
──チンギス・カンに始まる物語

森 鈴

13世紀、モンゴルから中央・西アジア、東ヨーロッパにまで広がる大帝国を築いたチンギス・カン。その王国をひきついだ王たちと、姫たちの物語をロマンの香り高く描いた、画期的歴史小説。

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著者略歴
1980円(税込)
森 鈴(もり すず)
1970年代より、フリーライター、人形作家、茶道講師として活躍。近年は油絵にも取り組み、個展を開く。短篇と絵本が共鳴する作品として『絵の有る絵本』などもある。
主な著書に『サマルカンドの薔薇』『天城』『ソビエト日記』『八幡太郎義家』『宇佐より宇佐美へ、そして秋田へ』などがある。
発刊日
2012年8月11日
ISBN
978-4-86265-359-8
仏師成朝と運慶   仏師成朝と運慶
猜疑の果てに

西木 暉

天才仏師誕生のドラマ
奈良仏師嫡流の家に生まれながら不遇だった成朝と、傍流の出ながら革新的な仏像を造り上げて活躍した運慶を対比して、ふたりの間にあった秘話を追う。

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著者略歴
1980円(税込)
西木 暉(さいき てる)
昭和29(1954)年、千葉県館山市に生まれる。
中学校社会科教員を経て、文筆業に入る。
著書
『運慶と快慶』(鳥影社)『八条院暲子と運慶』(鳥影社)『〈改訂版〉館山の記』(鳥影社)
発刊日
2012年8月6日
ISBN
978-4-86265-366-6
白い海へ   <季刊文科コレクション>
白い海へ

佐伯 晋

「白い海へ」は、主人公が20年前に制作したTVドキュメンタリー「消えゆく海女の集落」にまつわる余話とその後日譚として構想されている。取材経過のエピソードも面白いが、そのとき中心となった海女のその後の生涯も、もう一つの物語として感動的である。(文芸評論家・勝又 浩)

中日新聞書評で紹介

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著者略歴
1650円(税込)
佐伯 晋(さえき しん)
昭和27年(1952)三重県松阪市生まれ。
三重大学医学部卒、外科医。
大阪文学学校在籍、「あるかいど」同人。
発刊日
2012年7月10日
ISBN
978-4-86265-357-4
神の愛のみ我を分かつものなし   神の愛のみ我を分かつものなし

徳川ソフィア

東日本大震災の混乱と明治維新やロシア革命の動乱に、F1レーサー・故・アイルトン・セナの生涯を織り交ぜた物語。

価格
1980円(税込)
発刊日
2012年6月26日
ISBN
978-4-86265-360-4
猫のながし目   猫のながし目

坊城 浩

ほんとに男どもは情がない。人間と同じだ。猫狂いが書き、猫嫌いが感動した、とことん面白い本。泣く、笑う、怒る、人間とノラ猫たちの悲喜劇!

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著者略歴
1980円(税込)
坊城 浩(ぼうじょう・ひろし)
1942年東京生まれ。東京都立大学卒業。
コピーライターとして広告会社勤務。『猫のながし目』は初めて書き下ろした作品。
発刊日
2012年4月30日
ISBN
978-4-86265-350-5
虹の橋   虹の橋

紺谷 猛

生きることに意味を見出せるしあわせ……。
そんな生き方をさがす人たちの息遣いをこまやかに、それぞれの人生の局面を鮮やかに、描き出す作品群。

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著者略歴
1540円(税込)
紺谷 猛(こんたに たけし)
昭和8年 石川県生れ
金沢大学工学部卒 三菱化学およびグループ会社勤務
退任後 日本大学文理学部国文学専攻(通信課程)卒
日本大学通信教育部指導員
その後 放送大学大学院文化科学研究科修了 修士(学術)
平成11年 三重県文学新人賞(小説部門)受賞
『海』同人 三重県桑名市在住
著書『礫の記憶』、『海岸給油所』、『掌子愛別』(以上、短編小説集)
『生還─闘病の長篇エッセイ』
発刊日
2012年3月14日
ISBN
978-4-86265-344-4
あしたの熱に身もほそり   <季刊文科コレクション>
あしたの熱に身もほそり

飯田 章

飯田章の「あしたの熱に身もほそり」(群像)は、作者らしい主人公が、母(義母)が舌ガンで死んでいくところを、ゆっくりと記述したものだ。その記述は如実に即物的で、われわれをゾッとさせる。(秋山駿《毎日新聞「文芸時評」》より)

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
1650円(税込)
飯田 章(いいだ あきら)
1935年、東京生まれ。作家。
早稲田大学第二政治経済学部卒業。
1974年、「迪子とその夫」で第17回群像新人文学賞受賞。
1987年、「あしたの熱に身もほそり」が第97回芥川賞候補。
著書に『迪子とその夫』(草場書房)。
発刊日
2012年1月19日
ISBN
978-4-86265-340-6
魔法と三回名付けることによって   魔法と三回名付けることによって

桑原 徹

過去・現在・未来、天国と地獄、あの世とこの世。生まれる前から身体に刻みこまれた遠い記憶に導かれるかのように、時空を超えた物語がつむがれ、読む者を著者独特の世界へいざなう。

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著者略歴
1760円(税込)
桑原徹
主著に『周の庭』『御神体』『南南西の風、風力5、僕は』 『グレゴリー、グレゴリー』『夜、麦畑を虎が最後に渡る』『納屋の千年この日クジラ祭』 『ない夏の本』がある。
発刊日
2012年1月16日
ISBN
978-4-86265-337-6
ピアノと深夜放送   ピアノと深夜放送

小諸悦夫

ピアノの思い出を記した深夜放送への投稿が、新たに人と人との不思議な縁を結んでゆく表題作他、さまざまな人生の断面を優しく、またほろ苦く描いた全四編。

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著者略歴
1430円(税込)
小諸悦夫(こもろ えつお)
1932年東京生まれ。法政大学第二文学部英文科卒業。
出版社で主に少年雑誌、少女雑誌の編集に従事。
著書に『フレッド教授メモリー』(早稲田出版)、『ミミの遁走』『落日の残像』『民宿かじか荘物語』『酒場の天使』(以上、鳥影社)がある。
発刊日
2011年12月7日
ISBN
978-4-86265-331-4
落日の奏鳴樂   落日の奏鳴樂
─二人のピアニストとその祖国の物語─

中田朋樹

憧憬、熱中、嫉妬……。
そして全てを飲み込む強大な運命の力。
文化薫る大正時代を舞台に二人の女流ピアニストが火花を散らす。実在のピアニスト、小倉末子と久野久子をモデルにした本格音楽小説。

ショパン書評で紹介

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著者略歴
1650円(税込)
中田朋樹(なかだ ともき)
1980年生まれ。東京大学法学部卒。
防衛庁(当時)勤務を経て、文筆活動に入る。
発刊日
2011年11月28日
ISBN
978-4-86265-332-1
干支繚乱/佐用姫物語   干支繚乱/佐用姫物語

白石すみほ

十二支にちなんだ十三話がきらめく粒となって連なり人の生を浮かび上がらせる「干支繚乱」。佐賀県唐津の古代伝説を元にした「佐用姫物語」。

日本経済新聞書評で紹介

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著者略歴
1540円(税込)
白石すみほ(しらいし すみほ)
本名 白石須弥圃
1940年 佐賀県唐津市生まれ。在住
1959年 福岡県立小倉西高校卒業
1983年 小説を書き始める。佐賀童話仲間の会「ブランコ」、「玄海派」同人を経て現在「全作家協会」「文学街社」・会員 1984年「風の行くさき」(S氏賞)、1985年「地蔵のいる街」(九州芸術祭文学賞地区優秀作)、1992年「枇杷色のつぼ」(九州芸術祭文学賞地区優秀作)、1999年「サンルーム」(全作家文学奨励賞)、2005年「きつね峠」第23回日本文芸大賞小説賞、2008年「本卦還り」(第5回森田雄蔵賞)、2010年「胎児の記憶」(第17回九州さが大衆文学賞奨励賞)
著書:短編小説集「風の行くさき」(暮らしの手帖社)2005年、小説「きつね峠」2004年、短編小説集「月あかり」(のべる出版)2006年
共著:「全作家短編小説集」(三)(四)(五)(六)(のべる出版企画)、「佐賀の童話」(リブリオ出版)
発刊日
2011年9月29日
ISBN
978-4-86265-320-8
その面影   島原民子 小説集
その面影

島原民子

大正昭和平成と
激動の日本の移ろいに身を置き
宇和島満州東京と
卒寿の今日まで書き綴られた
珠玉の小説集

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著者略歴
1650円(税込)
島原民子(しまばら たみこ)
1921年、愛媛県生まれ。愛媛県立宇和島高等女学校卒。
1943年、陸軍少尉(敗戦時、中尉)島原幸貞と結婚。同年、満州国、琿春に渡り延吉で8月15日を迎える。
1児と共にコロ島より佐世保、宇和島へ引き揚げる。
1948年より、東京都渋谷区西原に住み、現在に至る。
1982年、夫と死別後、敗戦時に救われた朝鮮の人との交流の縁で大学のオープンカレッジ、池袋の韓国語学校に通い、数年間学び、その後、「文藝学校」に8年通い、現在に至る。
発刊日
2011年8月18日
ISBN
978-4-86265-313-0
永遠なれ日田県!底霧のまち演劇祭脚本集   永遠なれ日田県!底霧のまち演劇祭脚本集

諫山陽太郎

架空演劇祭全記録

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著者略歴
1980円(税込)
諫山陽太郎
1962年(昭和37年)生
大分県日田市出身
愛媛大学大学院理学研究科中退
兵庫県伊丹市在住
日本劇作家協会会員
主著
『家・愛・姓 近代日本の家族思想』(勁草書房)
『〈別姓〉から問う〈家族〉』(勁草書房)
『天涯の子ら』(鳥影社)
『マンガ・特撮ヒーローの倫理学』(鳥影社)
発刊日
2011年8月10日
ISBN
978-4-86265-301-7
能面   能面

桑山靖子

夢幻能に導かれて
夢かうつつか病の中で、主人公は忘れていた過去や昔の恋人の出現に動揺するが、やがてこれらの出来事や彼の遺した楽曲に能との深い関係があることに気づいていく……

価格
著者略歴
1650円(税込)
桑山 靖子(くわやま やすこ)
1943年神戸市生まれ。
1968年武庫川女子大学国文学科卒業後、神戸市立中学校国語教師となる
2000年退職
2006年大阪文学学校入学
2009年「たまゆら」同人となる
発刊日
2011年7月14日
ISBN
978-4-86265-310-9
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